★☆★中国の歴史小説★☆★ 351-400
2008年10月16日
- 1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/25(水) 14:55:52 ID:6EfdoycC0
- 中国の歴史小説全般について語りましょう。
内容は、重厚な歴史小説から、ファンタジー色の強いライトノベルまで、何でも可です。↓とりあえずは思いつく限りの中国歴史小説の作家の名前を並べます。
司馬遼太郎 井上靖 陳舜臣 宮城谷昌光 塚本?史 酒見賢一 伴野朗 駒田信二 田中芳樹 井上祐美子
狩野あざみ 安西篤子 森福都 藤水名子 真樹操 岡本好古 辻原登 森下翠他にも何人も中国の歴史に絡んだ小説を書いている作家はいると思いますし、
翻訳された外国人作家の小説などもあると思います。それらも含めていろいろ語りましょう。
- 351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 11:51:28 ID:WYmIS1B+0
- ネット上の中国歴史関連小説結構増えてきてるな
- 352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/27(水) 12:56:15 ID:boTyPl0U0
- 中国語読めないから俺にはくやしい瞬間だ
- 353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/27(水) 23:55:16 ID:B+R3jKUe0
- 日本語サイトでも、中国の歴史小説っぽいの書いている人がそこそこいるよ。
やっぱ三国志が圧倒的に多いけど、他の時代もちらほら増えてきている。中華小説同盟みたいなサイトがあったはず。
- 354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/02(月) 10:51:20 ID:ZVvwx9Gu0
- age
- 355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/02(月) 13:02:38 ID:Qe0tvhDf0
- >>353
日本語のブログ等に連載されている小説は、基本的に素人作品で、
多くの場合はあまりレベルが高くない。中国語サイトの場合、著作権無視で、プロ作家の作品もそのまま載せられているw
- 356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/02(月) 13:56:14 ID:hOCunpfF0
- 同じ素人でも日本人の素人が書くと固有名詞とか文化背景が
滅茶苦茶になるからなあ。 - 357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/07(土) 10:47:55 ID:v3cbkpwt0
- 中国の小説家が描く、日本の歴史上の人物、あるいは倭寇の描写なんか見ても、
日本人の感覚からしたら違和感の大きなものが多いからね。 - 358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/13(金) 22:18:11 ID:+ib6r3Xq0
- 宮崎市定訳「鹿洲公案」って小説?それとも実話?
- 359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/26(木) 17:50:34 ID:V0zvhlZuO
- 西遊記【迦乳果】エロパロ
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- 1悲恋斬り―時代小説 (祥伝社文庫―介錯人・野晒唐十郎) 鳥羽 亮
- 2同級生の母 (二見文庫 さ 1-2) 斎藤 晃司
- 3新書太閤記〈9〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 4新・平家物語〈6〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 5白虎の剣―長崎絵師通吏辰次郎 (ハルキ文庫―時代小説文庫) 佐伯 泰英
- 6新書太閤記〈11〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 7月の水鏡 くらがり同心裁許帳11 (ベスト時代文庫―くらがり同心裁許帳 (い01-11)) 井川 香四郎
- 8金狐の首─大江戸定年組5 (二見時代小説文庫 か 1-5) 風野 真知雄
- 9新書太閤記〈7〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 10城盗り藤吉郎 (時代小説文庫) 岡田 秀文
- 360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/26(木) 23:42:33 ID:sPLD0G0Y0
- 中国の一般人も投稿している?な小説サイトなんか見ると、
軍事歴史と分類しているところが多くて、
普通の歴史小説に、シミュレーション仮想戦記小説のようなものが、
ごちゃ混ぜで置かれていることが多いね。 - 361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 14:51:55 ID:G5EZmbdb0
- >>357
同じ漢字を使って表現してる事物が中国と日本では実は全然違う意味になってる事が多いからじゃないかと。 - 362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 14:57:17 ID:iiFqsALc0
- >>1
吉川英治の名前が無いぞ!!! - 363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 15:15:53 ID:j+i3+VgM0
- >>361
それもあるけど、やっぱり外から見るのと内から見るのとでは違うのが大きいと思うよ。 - 364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:40:30 ID:fYnczpGv0
- >>358
作者が清代に地方役人をしていた人で、その時の経験を基に書いた、
実録風小説みたいな感じらしい。 - 365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 13:27:41 ID:dQIGqLkG0
- 藤水名子の紅嵐記って読んだ人いる?
作者からして作風は何となく想像がつくけど。
- 366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/08(土) 23:36:59 ID:VWLFR300O
- 伴郎の「始皇帝」読んだ。
覚悟はしていたが案の定な出来だった。
この人は想像力が足りんと思う。
誰もが知ってる史実をただ羅列してるだけ。
その史実と史実の間に色々と想像膨らませてこそ小説家だと思うんだが…。
たまに想像力つかうとリョフイの子供が始皇帝だ、とか訳わかんないこと書いてるし
呉三国志以来の伴郎ちゃんだったけどやっぱり…もうこの人の作品は読みませんよ - 367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/09(日) 02:07:48 ID:vktfKhKk0
- 東周以前だとどんなものがありますかね。
古い時代のが無性に読みたいんだが・・・。 - 368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/09(日) 05:13:18 ID:Ldfpqplu0
- >>366
目の付け所はそこそこだけど、せっかくのネタを全然活かせない人だと思う。
変に活劇っぽい描写を入れるわりには盛り上がらないし。>>367
やっぱり宮城谷氏じゃない? - 369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/09(日) 11:36:54 ID:gX5HOExn0
- >>366
班超が主役の「大遠征」はお勧めだよ。
伴さんの長編の中で、俺が面白いと思ったほとんど唯一の作品。 - PR
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- 1乱れ舞―秋山久蔵御用控 (ベスト時代文庫) 藤井 邦夫
- 2花始末―秋山久蔵御用控 (ベスト時代文庫) 藤井 邦夫
- 3彼岸花―秋山久蔵御用控 (ベスト時代文庫) 藤井 邦夫
- 4死神の剣―剣客同心鬼隼人 (時代小説文庫) 鳥羽 亮
- 5新選組興亡録 (角川文庫) 司馬 遼太郎
- 6下郎の月―大江戸定年組4 (二見時代小説文庫 か 1-4) 風野 真知雄
- 7鬼隼人―剣客同心 (ハルキ文庫―時代小説文庫) 鳥羽 亮
- 8新・平家物語〈7〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 9宮本武蔵〈7〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 10天狗面―徒目付久岡勘兵衛 (ハルキ文庫 す 2-20 時代小説文庫) 鈴木 英治
- 370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/09(日) 20:06:10 ID:ZP9/JWBG0
- >>369
「大遠征」そんなにおもしろかったかな?昔読んだけどほとんど記憶にない…。
班超なら、井上靖や陳舜臣のほうがおもしろいの書いてるよ。 - 371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/10(月) 19:21:21 ID:U8jaoQCK0
- もう読んでたか。これは失敬。
班超が主役の長編ってことで、下駄を履かせた評価をしてるのは自覚してるけど
一般的な評価は他の伴野作品と変わらないのか…。陳さんの短編も面白かったけど、あの人にこそ班超主役で長編を一本書いてもらいたかった。
- 372 :370 :2007/09/10(月) 21:55:27 ID:FFoqPVv80
- >>371
すまん、まぎらわしかったか。自分>>366じゃないんだ。
伴さんの本は、「朱龍賦」が一番面白かった。
ただしの最後のほうで、陳さんの「中国の歴史」を丸々パクった記述があって萎えた。
陳さん明太祖と漢高祖の粛清の比較で、英布と欒布を間違えてるんだが、
伴さん気づかずに、欒布と英布を並べて書いてるんだよ。 - 373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/12(水) 03:47:22 ID:k5eifM2G0
- 「蒼穹の昴」を読んだ。史実の体裁をを崩すことなく綺麗に纏められてる感がある。
しかし、落とし所は若干弱い気がする。最後の最後は中途半端になったような、、、、 - 374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/12(水) 09:53:42 ID:WX5fSzKY0
- >>372
自分も伴野氏作品の中では、朱龍賦が比較的いけてるかなと思う。 - 375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/12(水) 18:23:06 ID:pZhoInPI0
- 伴野の作品ではひょうき将軍の死 孫策の死 大遠征が好きだったかな。
ただなんでもかんでも裏墨家がでるのは萎えたけど。個人的にこの人は長編よりも短編のほうがおもしろかった。 - 376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/13(木) 23:49:06 ID:nO0BQBwY0
- また古い作品だなw
- 377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/19(水) 08:43:46 ID:JM+b8NBy0
- ひょうきん将軍
- 378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/19(水) 09:13:07 ID:sYEzV1OE0
- ここ一・二年で発売された文庫本でなんか面ある?
北方・宮城谷はチェックしてるからわかるけど、最近あまりこの手の本が発売されてない気がする - 379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 23:14:06 ID:is+0FlBG0
- 井上祐美子「公主帰還」中公文庫で再刊
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- 1くらやみ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ (光文社文庫―光文社時代小説文庫) 都筑 道夫
- 2にわか大根―猿若町捕物帳 (光文社文庫 こ 34-2 光文社時代小説文庫) 近藤 史恵
- 3SFの時代 日本推理作家協会賞受賞作全集 (36) 石川 喬司
- 4小説新潮 2008年 08月号 [雑誌]
- 5ものぐさ右近風来剣 (光文社時代小説文庫) 鳴海 丈
- 6新書太閤記〈6〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 7蘇鉄の女 (ハルキ文庫 い 6-8 時代小説文庫) 今井 絵美子
- 8新書太閤記〈10〉 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 9半七捕物帳〈4〉 (光文社時代小説文庫) 岡本 綺堂
- 10柳生十兵衛死す〈上〉 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ) 山田 風太郎
- 380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 11:02:33 ID:kH5ZZxY60
- 井上祐美子って面白いの?
読んだことないんだけど、金庸好きの人間が読んでも面白い? - 381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 17:28:56 ID:jiLRkAHy0
- 一度目読んでも面白いが二度目はどうかな。
桃花源奇譚はそこそこ面白かった
- 382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/28(金) 10:14:15 ID:YjDnuh3U0
- >>381
トンクス
そうなのか、読んでみる - 383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/30(日) 15:09:56 ID:fqiPPH7O0
- 過疎ってるし俺の好きな小説ベスト3
1重耳 この小説で中国史に興味を持った思い出の一冊狐親子にほれた
2吉川三国志 これが始めて小説って面白いとおもった一冊
3耶律楚材 モンゴルといえばチンギスハンしか知らなかったのにこの人の名前は新鮮だった - 384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/03(水) 10:52:21 ID:hToQX1tX0
- >>380
「長安異神伝」「桃花源奇譚」「臨安水滸伝」なんかが武侠っぽい雰囲気がある。それと、金庸作品が舞台としている時代の出来事、人物を扱った作品が結構あるので、
そういう面でも楽しめるかも。 - 385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 05:33:49 ID:8VBJlGDN0
- 「荀?」や「孫策」ってどう??
- 386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/28(水) 22:13:14 ID:2VcoIeXV0
- 小前亮の新作「十八の子 李厳と李自成」発売中
きっと、売れないだろうけど・・・
- 387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 22:55:50 ID:TIJDMMAA0
- 世界史板の質問スレか誘導うけてやってきました。
金瓶梅って小説については、こちらの方々ならご存じでしょう。あれの主人公は何で水滸伝の武松の兄嫁なんでしょうか、別にほかの物語からひっぱてくる必要もないだろうし、
引っ張ってくるにしても、ああいうキャラ別にいくらでもいるだろうに。 - 388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 23:44:15 ID:jkEowDZK0
- >>387
金瓶梅が書かれた当時、水滸伝は既に世間的に普及して人気作品となっていた。
だから、誰もが知っているような名前や設定を借りた方が、
一から創作するよりも、人気を得やすいと思ったんじゃないかな。
金瓶梅の場合、作者自身がちょっと謎ではあるんだけど。 - 389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 21:53:12 ID:wXI6b5Ae0
- >>388
やっぱり、武松の人気がすごいと言うことか。
ありがとう。レディコミで連載している漫画だと、武松死んじゃったのだが、どうするのかねえ。
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- 1テイルズ オブ リバース 第三話 新たなる時代 (ファミ通文庫) 矢島 さら
- 2江戸夢あかり―市井・人情小説傑作選 (学研M文庫) 佐江 衆一
- 3御金座破り 新装版 (ハルキ文庫 さ 8-21 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 3の巻) 佐伯 泰英
- 4剣は知っていた I (ランダムハウス講談社 し 1-15 時代小説文庫) (ランダムハウス講談社 し 1-15 時代小説文庫) 柴田 錬三郎
- 5大奥華伝―歴史・時代アンソロジー (角川文庫) 縄田 一男
- 6あやかし砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ (光文社時代小説文庫) 都筑 道夫
- 7香りの源氏物語―いつの時代も香りは心をあらわしていました (朝日カルチャーセンター教養講座) 嶋本 静子
- 8佐平次落とし―三人佐平次捕物帳 (ハルキ文庫 こ 6-10 時代小説文庫) 小杉 健治
- 9七人の刺客―剣客同心鬼隼人 (ハルキ文庫―時代小説文庫) 鳥羽 亮
- 10竜とわれらの時代 (徳間文庫) 川端 裕人
- 390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 01:45:51 ID:HwrkBntq0
- 俺、これが好き
芥川龍之介 英雄の器
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/35_15166.html - 391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 04:01:15 ID:P3MYSh3o0
- >>390
呂馬通の分析は一つ一つは正しいけど、最後の解釈と結論については間違っている。
項羽が英雄であるのを知るのは劉邦だけだった、と。
そういう話か? - 392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 17:05:22 ID:HwrkBntq0
- 俺は、宮城谷昌光も言ってたけど、項羽は王者の器ではなかった、
ということを言いたいんだと思った - 393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 19:51:07 ID:P3MYSh3o0
- でも、構成上もったいぶって書かれてる劉邦の言うことが作者の主張なんでしょ?
呂馬通の視点からの熱弁やそれに納得してしまう程度の諸将への冷ややかな視線と、
独り言のような結論を述べるトップの孤独感がそれの裏づけになると思うけど。 - 394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 20:35:28 ID:L1zlsgfO0
- 烏江を渡っていれば王者の器
天命にしたがえば再起できるのにあえてしない。
だからこそ項羽は英雄の器 - 395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 20:44:44 ID:P3MYSh3o0
- 「おまえらは匹夫、項羽は英雄。その英雄に勝った王者の俺は超sugeeee!」
と、こんな感じですかね?
作中で一言も出ていない「王者」という概念を使っていいなら、それで分かり易いのですが。
タイトルが「英雄の器」である以上、それを至上の概念と見てしまうのですが… - 396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/04(火) 01:44:19 ID:IE3EpjsR0
- うーん、最後の文は作者や劉邦の性格を考えると、皮肉かなと思っていたんですが
そういう捉え方もありますね。 - 397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/09(日) 17:48:32 ID:y6G1EnyQO
- 物事に打ち込んでいるとき、まるで何かに突き動かされていると、感じるときがある。
かつて始皇帝にたいし「あんなふうになりたいなぁ」と感想もらしていた男のもとに、
いつしか自身より優れた行政官や、知謀の士、
兵馬を思うがままに動かす稀代の名将が集まってきた。
彼らは、自分を皇帝にするがための、天からの贈り物にすら見えた。
男は、天からの使命を自覚した。
そんな時に項羽の言葉を聞く。天が俺を滅ぼすのだ――そう、項羽もこの世を動かす目に見えぬ力を感じ取り、
その力に突き動かされていたのだ。男は見知らぬ異国の地で、初めて同邦の士に巡り会えたような、そんな親近感を感じた。
唯一、心を許し、通わせられる友を見つけた気がした。「英雄の器だったのだよ」
その男――劉邦は、亡くなった友に杯を掲げた。 - 398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/10(月) 03:53:19 ID:/JNO2VzLO
- …う〜ん、微妙に違うかな。
劉邦は天から与えられた身分を超越し、皇帝になった。
項羽は生き延びる術があるのに、自らを滅ぼそうとする力を自覚しながら、必死にあがなった。
運が良い、悪いがある。どんなに理論上間違ってなくても、失敗する事もある。運命を受け入れるのではなく、運命を自ら切り開こうとする意志の有無。
その胆力を持つ者。それこそが英雄なんだろう。 - 399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/10(月) 05:01:13 ID:SQBIqbC80
- 個人的には、この場合『天命』てのは
烏江を渡って、江東の健児を糾合して、再び中原の鹿を争うことであり
あえて項羽はその天命に逆らって渡らず戦ったわけで、
そういう意味で
> 英雄と云うものは、天と戦うものだろうと思うですが。
に当てはまる。ゆえに『英雄の器』である。と解釈したのですが、どうですかね? - PR
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- 1まぼろし砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ (光文社時代小説文庫) 都筑 道夫
- 2ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代〈中〉 (岩波書店) Johann Wolfgang Goethe
- 3ちいろば先生物語 三浦 綾子
- 4栗林忠道―硫黄島の死闘を指揮した名将 (PHP文庫) 柘植 久慶
- 5大岡越前 (吉川英治歴史時代文庫) 吉川 英治
- 6絵巻水滸伝 (第3巻) 血戦鴛鴦楼 森下 翠/正子 公也
- 7ピカソ青の時代の殺人 (ハルキ文庫) 佐伯 泰英
- 8島津斉彬―時代の先を歩み続けた幕末の名君 (PHP文庫) 加藤 ケイ
- 9ものぐさ右近酔夢剣 (光文社時代小説文庫) 鳴海 丈
- 10私本太平記 (5) (吉川英治歴史時代文庫 (67)) 吉川 英治
- 400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/10(月) 14:44:54 ID:/JNO2VzLO
- この話の劉邦は、項羽にシンパシーを感じている。
だから、項羽の言葉と決断に感動している。捲土重来を期することを計算高い、利に聡いと否定している。
コレを天命だするなら、劉邦の入蜀のエピソード等を持ち出し、
それが出来た劉邦と、しなかった項羽との対比を描くと思われる。
作者はそれをしていない。そういう話に持っていけるのに、していない。歴史を無視し、この話だけで考えると、滅びるさだめの項羽が、最後まで抵抗した。
泣き言を言い、責任転嫁しながらも逃げずに戦った。
そこで初めて劉邦の表情に変化が出てくる。運命を受け入れながらも、あがない続けた稀代の英雄に対する賞賛が、最後の台詞だろう。
この劉邦は、項羽は英雄だけど、俺は王者の器だとか、
そんな項羽を倒した俺様は、かなり偉いだとかは感じておらず、
自分と対等か、それ以上と考えていると思う。
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カテゴリ: 歴史・時代小説
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